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医院ブログ

乳歯の今後の新しい使い道について解説

2022年1月10日

子供から大人になるに連れて乳歯は抜ける為、大人に近づいた証とも言えます。皆様は子供の乳歯が抜けた時にどのような対応をされているでしょうか。乳歯が抜けることは家族にとっても嬉しい出来事です。

今回の記事では、乳歯が抜けた時の文化や乳歯を保存したい時の方法、今後のあたらしい乳歯の使い道などをご紹介いたします。

 

日本と海外の乳歯が抜けた時の違いは?

まず日本の乳歯が抜けた時の文化からご紹介いたします。日本では下の乳歯が抜けた場合には屋根の上へ投げます。そして、上の乳歯が抜けた場合は縁の下に投げるという文化があり、この様な景色が色々な過程で確認できました。この文化の源には、投げた方向に次生えてくる永久歯が真っ直ぐ生えますようにという願いが込められています。この文化はあくまで日本の文化であり、外国でも乳歯が抜けた時の文化は存在します。例えばイギリスの場合は、乳歯が抜けた子供たちはトゥースフェアリーが家にくると楽しそうな笑顔を見せるそうです。このトゥースフェアリーとは、机の下に抜けた乳歯を入れて寝ると、妖精がその抜けた乳歯を持って帰り、代わりにコインを残してくれるそうです。つまり、乳歯が抜けることは痛いことや怖いことではなくて、ご褒美という嬉しい出来事になっています。文化は違いますが、乳歯が抜けた際のイベントが色々な国で行われているのは大変素敵なことですね。

 

トゥースケースに乳歯を保管しよう

 

日本には乳歯を投げる文化がありますが、マンションなどの屋根に投げられない場合もあると思います。その中には、本当は乳歯が抜けたことを思い出にしたいけれど、仕方がなく捨ててしまった方もいらっしゃいます。その様な方に向けて、抜けた歯を保存する「トゥースケース」というものがあります。あまり馴染みが無い言葉かも知れませんが、多くの歯科医院で取り扱いがされています。このケースの素材は主にプラスチックやフェルトといったものなど多種多様あります。この素材の中には桐の箱もあり、抗菌作用や防湿効果が優れている為、日本の気候と大変相性が良いです。最近は、歯科医院以外でも個性的なデザインのケースも売られております。インターネットなどでも乳歯が抜けた時の対応方法などを検索する方が増えているそうです。様々なデザインのトゥースケースを作る職人もいる様ですので、SNSなどから探してみても面白いかも知れません。

 

乳歯の今後の可能性を知ろう

抜けた乳歯を投げるのでもなく、トゥースケースに入れることもない別の可能性が近年現れました。それは骨髄細胞バンクという再生医療に関する技術です。この骨髄細胞バンクは、抜けた乳歯の中にある歯髄細胞という若くて元気な細胞を冷凍技術により保管することで、将来の再生医療で活かすというものです。再生医療で有名なのはiPS細胞が挙げられます。簡単に再生医療についてご紹介すると、再生医療によってダメージを負った箇所を修復できるというものです。近い将来は、再生医療が医学の最先端として期待されており、歯髄細胞による再生医療も今後大きな可能性があると期待を寄せられています。今後は人生100年の時代と言われいる為、その長い期間の生活の水準を保つのは今後重要になってきます。快適に生活を継続する為にも、歯髄細胞バンクに自らの細胞を使った治療が出来るように備えることも選択肢の一つと言えるでしょう。歯髄幹細胞は増殖能力が高いと言われている細胞で、一つの歯から、何度も治療のための細胞が入手できるとされています。細胞は老化をするものなので、若いうちに元気な歯髄細胞を保管することも良いかも知れません。最先端の技術を活かしながら豊かた100年時代を送りましょう。

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