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医院ブログ

40代で歯が抜ける原因は「歯周病」の可能性大!治療法は?

2023年2月28日


「40代以降、歯が突然脱落する可能性があります」
とても恐ろしい話ではありませんか?
もちろんすべての方が該当するとは限りませんが、歯がグラついたり歯茎から頻繁に出血したりしている方は注意が必要です。
歯は会話や食事、表情づくりなど日常生活のさまざまな場面で役立っています。歯について正しい情報を得たうえで、口元の健康をキープしましょう!

 

 

40代で歯が抜ける人が多いって本当?

40代から歯が抜け始める人が多いという話は、あながち間違いではありません。平成28年に行われた「歯科疾患実態調査」によると、40代で失くした歯の平均本数は0.8本という結果でした。
ちなみに20~30代では0.2~0.3本、50代では2.0本の平均本数となっています。
また40代で歯を1本以上失った人は、約3割にも上ります。
以上のことから、40代が一つの分岐点になることが見て取れるでしょう。

 

 

40代から歯が脱落しやすくなる理由

まず歯が抜け落ちる主な原因は【むし歯・歯周病・歯の破折(ヒビ)】の3点です。
いつご自身に降りかかってもおかしくない口腔トラブルばかりですが、最もなじみがないのは「歯周病」ではないでしょうか?
一体どのような病気なのか、詳しくお話しします。

 

 

意外と知られていない「歯周病」とは?

歯周病菌による感染症で、歯周ポケットに溜まった細菌が歯周組織で炎症を起こします。症状の進行にともない歯槽骨が少しずつ溶解し、最終的に歯が抜け落ちるという恐ろしい病気です。
主な原因は磨き残しやストレスの蓄積、喫煙習慣や口呼吸といった悪習癖です。乱れた食習慣も、決して例外ではありません。

 

 

代表的な症状


●歯茎からの出血や炎症
●特定の歯のグラつき
●口臭の悪化

 

 

歯が抜け落ちたときの対処法

むし歯や歯周病によって歯が脱落した場合、痛みがないからといって放置するのは厳禁です。
早急に治療を受けないと、残った歯までグラついて抜けてしまう恐れがあるためです。
「歯が抜け落ちた=その周りの歯も蝕まれている可能性が高い」と認識し、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

 

治療について

歯が脱落した場合、まずは歯周病を治療したのち補綴治療を行います。具体的な手順は次の通りです。

 

1.歯周病治療

原因となる歯垢や歯石を除去したのち、適切な方法で歯をキレイにします。歯茎の深部や歯周ポケットに歯石が付着している場合、外科手術が必要になる可能性もあることを知っておいてください。

 

正しいブラッシングの仕方

1.歯茎と歯の間に毛先がうまく入るよう、歯ブラシを斜め45度に当てる
2.鉛筆と同じように持ち、適度な力(毛先が広がらない程度)をかけて歯ブラシを前後へ細かく動かす
※まとめて磨くのではなく、1~2本ずつキレイにするのがポイント!
毛が柔らかい歯ブラシを使うことで、歯茎が傷付くことを防げます。ドラッグストアやネットで販売されている、歯周病用の歯磨き粉などもぜひ活用してくださいね。

 

治療費の目安

歯科医院ごとに違いがありますが、診察と検査で1回に付き1,500~3,000円が相場です(保険適用3割負担の場合)。
何度か通院する可能性があることを踏まえ、5,000~50,000円が総額の目安だと考えておきましょう。
予算が限られている方は、歯科医院のホームページをチェックしてみてください。料金体系などが詳しく記載されていることもありますよ。

 

治療期間の目安

症状によって違いがありますが、1~2ヶ月程度かかるのが一般的です。重度の症状が見られる場合や、歯石が溜まっている場合はさらに長くなるでしょう。

 

放置していると複数の歯を失う可能性も…

治療が怖い、あるいは痛みがないからといって放置するのは厳禁です。症状が悪化の一途を辿り、周囲の歯までダメにする恐れがあります。
健康な天然歯を1本でも多く残存させるには、早期発見と早期治療が大きなカギです。
というのも歯周病は、進行すると元の状態に戻せません。悪化させないために、とにかく早めの受診をおすすめします。

 

2.補綴治療

保険が効く補綴治療は、義歯とブリッジの2種類です。どちらも、欠損部分に人工歯を詰めるという手段です。

 

義歯(入れ歯)

周囲の歯にバネを掛け、義歯を固定するという方法です。患者さまによる着脱が可能です。


ブリッジ

欠損歯の左右の歯を削って土台にし、固定式の補綴物を橋のような形で取り付ける方法です。

 

治療費の目安

診察や検査を含め、義歯は5,000~15,000円、ブリッジは15,000~20,000円が費用の一般的な目安です(いずれも保険適用3割負担の場合)。
欠損歯の本数や使用する材質によっても違うので、参考程度に留めておきましょう。


作製期間について

どちらも2~4週間程度の作製期間が必要です。
抜け落ちたまま放っておくのはダメ!
歯が脱落した状態で放っておくと、欠損部分に左右の歯が傾倒します。不正歯列や不正咬合につながり、口腔状態が悪化するでしょう。
また歯周病が原因である場合、周りの歯も失くしかねません。不正歯列は、具体的に次のようなトラブルを招きます。


●歯間に食物残渣が詰まりやすくなる
●磨き残しが生じて口腔トラブルのリスクが上がる
●残存歯に大きな負担がかかって破折を起こす
●肩こりや頭痛が起こる


このようなトラブルを併発しないために、早めの受診と治療を心がけてください。
今回お伝えした症状に1つでも該当する場合は、かかりつけ医へ一度相談しましょう。

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