赤ちゃんの虫歯予防３選
①フッ素を使用して歯を強くしよう
赤ちゃんはブラッシングが隅々まで出来ません。生えたての乳歯は虫歯の予防機能が低いためフッ素を使用して歯を丈夫にしましょう。フッ素は自宅でフッ素ジェル等を塗るケースと、歯科医院で塗るケースの2つございます。フッ素ジェルは塗り過ぎず、口内を綺麗にしてから塗ることをお勧め致します。
②口移しなどは気をつけましょう
赤ちゃんは最初から虫歯菌は存在しません。それが、母親との口移しや周囲の人たちとのスキンシップをすることによって、口内に虫歯菌が入ってしまいます。家族に虫歯の方がいる時は丁寧にデンタルケアすることが、赤ちゃんの虫歯の可能性を下げてくれます。
③ブラッシングの方法を知ろう
赤ちゃんのブラッシングは頻繁に行うのではなく、就寝前に1回行うくらいで大丈夫です。そこまで無理にブラッシングをする必要はございません。具体的な方法として、ミルクを飲み終わった後に薄めのお茶を飲ませて口内を綺麗にして、指に巻いたガーゼで歯を磨くくらいで問題ございません。歯みがき粉は赤ちゃんは必要がない為、使用しなくても問題ないです。歯ブラシを使用するケースでは、赤ちゃん専用の歯ブラシでブラッシングする様にしましょう。
歯の表面の凸凹の理由について
プラークや歯石の凸凹
赤ちゃん歯が凸凹な表面をしているのは、プラークや歯石が要因です。ガーゼによるブラッシングや赤ちゃん専用の歯ブラシなどで磨いて、凸凹が取り除くであればプラークです。また、歯茎の間などに溜まっている白い物体があれば歯石なので、それが気になっている方は歯科医院で一度診断してもらうことを推奨します。
初期段階の虫歯
歯の表面が凸凹しているのは、初期段階の虫歯のなり始めである可能性も排除できません。乳歯の虫歯は白っぽくなるパターンもあるので、気になれば早めに歯科医院へ行きましょう。赤ちゃんの場合、1本だけでも虫歯になってしまうと他の歯にまでうつりやすい為、早期にしっかりしたケアを実施することが重要です。
乳歯特有の凸凹
生えたての乳歯は表面に凸凹がみられたりします。生まれつきの理由で、歯の表面が凸凹しているのです。特別な病気ではなく、凸凹した質感は赤ちゃんには多数見られるものなので心配はございません。
しかし歯の表面のどこかが白濁している場合や、何か一部表面が剥がれているようになって見えるケースでは、生まれつきエナメル質の形成不全、そして石灰化不全であるケースもございます。母親から見て明らかにそのような歯が存在しているケースでは歯科医院に相談しましょう。
また、歯の凸凹が後天的な原因であるケースも注意が要ります。食事などの酸にやられ、歯のエナメルが溶解してしまっている可能性が多々あります。歯の表面が凸凹していると食べ残しも溜まりやすく、虫歯菌の増殖にも繋がります。気になる方は、凸凹の要因を突き止めるために歯科医院に相談してみましょう。
歯の凸凹を綺麗にする為に
フッ素を使用して歯を再石灰化しよう
歯の凸凹を綺麗にしていくには、フッ素による再石灰化が重要になります。生えたての歯の凸凹は、酸の効果によって溶解されてしまったものであるケースが高いです。この場合に、フッ素で再石灰化を促進させ、酸で溶けた箇所を修復することが重要です。
家庭でフッ素塗布することも大切です。家庭で使っているフッ化物は、歯科医院で使用するものよりも濃度が低い為、働きは悪くなりますが、使用し続けることで歯の再石灰化を促進することが可能です。家庭でフッ素を塗布するケースには、まずはお茶を使用してお口の中の食べカスなどを流す、ガーゼで歯磨きするなどして、口内を綺麗にしてから実施すると効果的です。
