現代病とも呼ばれる口の中の悩みの一つにドライマウスが挙げられます。そして、この症状に悩んでいる方は年々増加傾向にあると言われています。ドライマウスという病名であることや、初期症状の段階では軽く口の渇きが気になる程度のため、あまり重く扱われない病気でもあります。そのまま放置すると重大な疾患に繋がる場合もあるので今回の記事を通じて予防法を覚えましょう。
予防法①タバコやお酒を控える
喫煙や飲酒はドライマウスの原因になると言われています。喫煙に関しては、交感神経に働きかけ、唾液の分泌を減らしてしまいます。飲酒に関しては、身体全体の脱水症状に繋がるため、口内の乾きにも繋がります。喫煙習慣がある方は、禁煙するだけでもドライマウスの症状が改善に向かう可能性が高いです。
予防法②よく噛んで食べる
食べ物を噛む時の習慣を見直して、自分自身のアゴの筋力が下がっていないかチェックしてみましょう。食べ物を噛む時にアゴを使用しますが、その際に唾液腺に負荷が加わり、唾液が発生しやすくなります。普段食べ終わるのが早い方は噛む回数が少ない方が多く、それが原因で唾液腺への負荷が少なくなり唾液の分泌量が減ります。自分はドライマウスかもしれないと不安や疑問があれば、医師に相談して現状を早めに把握することが大切です。
予防法③口呼吸から鼻呼吸へ
鼻が詰まっており口呼吸を普段している方は、息が出入りする際に口の中が乾燥しやすいと言われています。他にも、口を開ける時間が多い為、唾液が口の中に溜まらないこともドライマウスの原因の一つとして挙げられます。これらの大きく2つの要因から、口呼吸の人はドライマウスになりやすいケースが多いです。普段から口呼吸から鼻呼吸に変更する意識をして切り替えることで、ドライマウスの改善が見られることもございます。
予防法④極端なダイエットを控える
健康的で無理のないダイエットをする分にはドライマウスに関係はないですが、極端に食べないというダイエットをするのは可能な限り控えましょう。不健康で無理のあるダイエットを継続するとドライマウスが生じる場合がございます。ダイエットの一環で食事の制限をする方がいらっしゃいますが、食事の回数を少なくする=咀嚼回数が減ることに繋がる為、唾液の分泌量に影響します。そのことを念頭に置いてダイエットをしましょう。
予防法⑤他の病気を患っている
ドライマウスの原因の一つに他の病気による影響も考えられます。例えば、シューグレン症候群、糖尿病、腎臓病によって発生する身体への影響の一つに、ドライマウスがございます。他にも、唾液腺の病気から生じる症状の一つにドライマウスが含まれます。ただ口が乾燥するだけと自分を納得させずに、大きな病気の現れかもしれません。いろいろな可能性を考えて予防しましょう。
予防法⑥年齢や薬の副作用の可能性
ドライマウスは、年を重ねた人ほど発症数が多くなります。それは、加齢によって口内の唾液の分泌が減少することが原因です。他にも、治療中の疾病に対する薬の副作用が関係している場合もございます。最近口の乾きが気になると感じたら、まずは歯科医師に早めに相談をして、原因を突き止めることが大切です。
予防法⑦ストレスを解消しよう
薬の副作用、年齢、病気などの影響が考えられないのにドライマウスだという方は、日頃のストレスを疑ってみましょう。ドライマウスは、ストレスの多い生活習慣でも生じやすいです。ストレスが多くなると唾液の分泌量が減ってしまう為、ドライマウスになる可能性が高いです。
現代は年齢に関係なくストレスが溜まりやすいと言われているので、ストレスを感じるときにドライマウスだと気になったら、原因となるストレスを解消出来るようにしましょう。例えば、深呼吸とストレッチをするだけでも、血流が改善されストレス解消に繋がります。