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医院ブログ

歯茎の口内炎が痛い! 種類・原因・つらい痛みを解消する方法【後編】

2022年11月20日


前の記事では、口内炎の色々な種類について詳しく説明しました。
今回は、痛みを緩和させる方法を中心に解説します。頻繁に口内炎ができて困っている方は、ぜひ参考にしてください。

 


口内炎を早めに治すコツ

 

強い痛みや違和感が何日も続くと、何をするにも億劫になりますよね。マイナスの感情が強まり、会話や食事がイヤになる方も多いと思います。
そこで少しでも早く治すために、注意してほしいポイントを4つ紹介します。

 


1.十分な睡眠をとる


口内炎の原因の大半が、免疫力の低下です。
不規則な生活やストレスの蓄積などを感じている方は、身体をよく休ませることから始めてください。
1日の睡眠時間は、8時間以上が理想です。仕事や育児などで難しいこともありますが、まずは3日程度この生活を続けてみましょう。

 


2.市販薬を使う

炎症の位置や程度によっては、日常生活に支障をきたす恐れがあります。我慢できないほどの痛みがある場合は、ドラッグストアなどで口内炎用の市販薬を購入して使用してみましょう。患部に貼るシールタイプや塗る軟膏タイプ、水と一緒に飲むタイプなど色々な製品があるはずです。
よくわからないときは店舗で薬剤師さんに相談し、用法用量を守って使用するとよいでしょう。
日中の使用が難しいときは、就寝前に使うだけでも症状が変わってくると思いますよ。

 


3.刺激の強い飲食物を避ける

唐辛子やスパイス、炭酸飲料といった刺激物を摂ると、口内炎が悪化する恐れがあります。ソースやドレッシングなどの、味が濃い調味料もできれば避けましょう。症状がある程度改善するまでは、薄めの味付けとバランスがよい食事を徹底してください。
もし痛みによって普段通りの食事が摂れない場合は、カロリー豊富なゼリーなどを口にするのがおすすめです。よくなってきたら、様子を見て通常の食事に戻しましょう。

 


4.日々のブラッシングを徹底する

口の中には億単位の細菌が常に存在しているため、粘膜が傷付くとあっという間に細菌が入り込んで口内炎ができます。日々の口腔ケアを徹底し、減菌に努めましょう。
歯ブラシだけで終わるのではなく、デンタルフロスや舌ブラシを併用するのが理想です。洗口液を活用するのもよいですが、口内炎が治るまではアルコールの入った製品の使用を避けてください。症状を悪化させないために、低刺激のものを選びましょう。
もちろん口腔ケアは、毎食後に忘れず行なってくださいね。

 


2週間経過しても治らないときは受診を!


一般的な口内炎は、2週間もすればよくなるはずです。しばらく経過観察をしてもよくならない場合や、徐々に肥大化しているときはかかりつけ医に相談してください。
何らかの病気が潜んでいたり、免疫力が著しく落ちてほかの口腔トラブルを起こしたりする恐れがあるためです。

 


免疫力の向上と清潔な口腔状態の維持が完治のカギです!


口の中に潰瘍ができると、とにかく痛くて何もしたくなくなりますよね。会話や食事の際に、患部へ歯が当たるたびに痛むのでネガティブな気持ちになる方が多いはずです。
少しでも早く治すには、食事や睡眠に気を付けて免疫力をアップさせるほかありません。毎食後の口腔ケアで、口の中を清潔に保つことも忘れないようにしましょう。
痛みが我慢できないときは、市販薬を使うなどして乗り切ってくださいね。異変を感じたり、痛すぎてどうしようもないと思ったりしたときは、かかりつけ医に相談しましょう。

 

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