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医院ブログ

日本と北欧の小児歯科の考え方の違い

2022年5月30日

北欧では虫歯になるお子さまが少ないと言われています。今回の記事では、どのような背景から虫歯が少ないかを解説します。例えば、北欧の小児歯科に対する考え方や自宅での日頃のケア方法、虫歯予防の文化などは日本と異なると言えるでしょう。異なっている部分を理解することができれば、虫歯予防に必要なポイントを見つめ直すことが出来ます。現状、小児歯科に不足している部分について、北欧の良さを日本の小児歯科に組み込んで将来お子さまを虫歯から守りましょう。

 

 

日本の小児歯科について知ろう

 

歯科医院を選ぶ際のポイント

例えば、虫歯を治療しても再度虫歯が発症してしまったり、歯を丁寧にブラッシングしているのに虫歯になってしまう方は思っているよりも沢山います。これは、虫歯予防に対する口内ケアが十分に出来ていない可能性が高く、歯に対する誤った考え方を改善しない限り、どれだけ気をつけても虫歯が発生しやすい環境は変化しません。
お子さまを持つ親御さんとしては、可能な限り健康な歯を将来に残したい、歯を減らす治療をさせたくないという気持ちがあると思います。
そこで導入したいのが、北欧の虫歯に対する予防です。お子さんを虫歯から保護する為に、虫歯予防に力を入れている歯科医院を選択することを推奨します。

 

北欧の歯科医療を取り入れ始めている

日本の歯科医院の中で、北欧の歯科医療を学んでいる先生が増加しています。例えば、北欧式予防法を治療に取り入れ、歯を守るためのプログラムを行っている歯科医院も多くあります。
今後は、歯の悪い箇所は削り取って詰めるといった虫歯治療を減少させる為にも、予防に特化した歯科医院が増える可能性があります。

 

なぜ北欧では虫歯のお子さまが少ないの?

 

日本は虫歯のお子さまが多い

北欧諸国に住んでいるお子さまには虫歯がほとんど存在していません。例えば、80歳のご高齢の方でも平均で20本の歯が残っており、歯周病率も減少しています。
日本でも、80歳の時点で20本の歯を残そうという運動が広まっていることもあり、平成28年の厚生労働省の調査を見ると、80歳で20本以上自分の歯が残っている方の割合が50%を超えるようになりました。しかしながら、60代以降の約90%の方は歯周病を患っているという結果もあることから、口内を健康に保つ意識に関しては北欧と比較して現状は遅れていると言えます。
また、お子さまの虫歯についても、昭和の頃は虫歯の洪水と言われる程、虫歯が日常的にある状態と比較すれば、虫歯については大きく減ったかもしれません。ただ、北欧のお子さま達と比較すると大きく改善の余地があります。

 

北欧は歯に対するサポートが充実している

北欧では医療保険制度が整っており、19歳までは無料で歯科治療を受診することが可能です。20歳以降には高額な治療費が必要ですが、そのほとんどを保険でカバーすることが出来ます、実質的な経済的負担は小さいです。
また、スウェーデンの場合、学校で行う歯科検診で虫歯が見つかると、直ぐに歯科医院へ連れて行くほど子供の虫歯治療に対しては意識が高いです。中には、学校内に歯科医院が併設されている場所もあるほどです。

 

キシリトールでお子さまの歯を健康に

 

キシリトールはどれくらい摂取すれば良い?

キシリトールは、1日あたり5~10グラムを3回以上に分割して摂取すると良いでしょう。
歯科医院で販売されているキシリトール100%のガムには、1粒あたりおよそ1.3グラムのキシリトールが含まれている為、朝・昼・夜・寝る前の1日4粒を目安に摂取しましょう。
ガムを噛むことは小さなお子さまでも出来ますから、おいしく手軽に虫歯予防が可能です。寝る前にガムを摂取することが心配かもしれませんが、砂糖を使用していないキシリトール100%のガムの場合、虫歯菌は歯を溶かす酸を発生させないので安心です。

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