1. 歯が動くときの痛み
ワイヤー矯正にせよマウスピース型矯正にせよ矯正装置装着直後は、痛みというより締めつけられるような感覚があるはずです。そして初めて装置をつけてから翌日の夜にピークを迎え、その後痛みは少しずつやわらいでいき、1週間程度で痛みを感じなくなります。残念ながら、現代の医学では矯正治療中に起こる歯の移動時にどうしても痛みが発生するといわれます。
ただ、その痛みには違いもあり、マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも痛みの程度が軽減できます。
2. 食事のときの痛み
歯が動く痛み以外に、食事の際に痛みを感じる方がいらっしゃいます。食事の痛みは歯の移動の痛みと同様、数日は我慢しなくてはなりませんが、1週間程度でなくなるといわれています。固いものを食べたりや噛みきるときに特に痛みを感じるので、食べづらいと感じるものは治療中には避けるといいでしょう。
3. 歯装置があたるときの痛み
ワイヤー矯正では歯にブラケット装置を装着させるため、口の中や舌に無意識のうちに装置が当たってしまいます。そのせいで、装置が当たる箇所で口内炎になる場合や、痛みを伴うケースがあります。